さぁ、始まりましたよ、中国武術編!DISC-1
東京のスタジオには、西監督と中達也先生。
宮平保先生は、時節柄、沖縄から電話回線で参加。
西「宮平先生との最初の出会い、覚えてます?」
中「勿論です!」
西「雨が降ってましたねぇ」
中「いつも暑い沖縄で、シトシトと。
これが道場かと思いましたねぇ、お洒落な感じで」
西「宮平先生は、中先生と初めてお会いした時のことは覚えてますか?」
宮平「はい、やはり緊張しましたよ」
中「アハハハハ」
中「宮平先生とは、求めてるものの方向性が似てる思うんですよ。
だからお会いした瞬間に、以前から知ってるような感じだったですね」
西「宮平先生も過去の作品を見直したりします?」
宮平「はい、このシリーズは何度見直しても新たな発見があって面白いですよね」
西「この映像は、2016年の11月末です!
二人ともお若いですね(笑)」
宮平「今見ますと、いきなり"永远大名"って中国語をいきなりしゃべっていますね
カンフー映画なんかで、貴方のお名前は久しく聞いておりますという挨拶ですね」
西「中先生は、前から宮平先生にお会いしたいって言ってたんですよね」
中「YouTubeで宮平先生の動画を見て、本当にビックリしまして。
ぜひお会いしたいなと思って、念願叶ったんですね、この日に」
西「逆に、宮平先生は私から連絡差し上げた時には、中先生のことはご存じだったんでしたっけ?」
宮平「"黒帯 kuro-obi"という映画などで、お名前はお聞きしておりました。
しかし、詳しい技術的な内容は存じてなく、離れたところから一発の突きというイメージ。
僕のやっているのは、いかに相手に接触してやるかということなので。
どういう交流になるかワクワクするなぁという感じでした」
西「ここは編集を変えまして、まずは宮平先生の方からお話しがあって。
中国武術には空手でいう上段、中段、下段と言う名前がないという。
そこ結構、面白いポイントでしたよね」
中「名称がつくと言うのは便利であると同時に、デメリットはそこに固定されてしまうんですよね。
先生もおっしゃられているように、攻撃になる場合もあれば防御にもなることもある。
臨機応変に変化していくというのが素晴らしかったですね」
さて、もう少し先もご紹介!
宮平「皮膚の触覚というのは、考えてる以上に情報量が多いというか。
相手にスパイを送り込んで、相手の情報を全部得た上で戦略を立てるという・・・」
中「本当にそうおもいましたね、年取ってくると余計に。
若い時は離れていても動き回れることが出来るじゃないですか。
年取ったり不利な状態の時は、触れていた方が情報を取り易いですし対処できると思うんですよね」
中「これなんか、(相手の手が自分の)手にあると思うじゃないですか。
それがコッチに来ちゃうんですよ~」
宮平「情報を消すと言うのは、相手が居ると思ってくれることがありがたくて。
スッと変化して消える感覚になるという困惑させる技法ですよね」
西「この時は、もう心が恐怖で凍り付いていて、この後のが全く理解出来てないです(笑)」
西「お聞きしたかったのが、撮影のこういうシーンでお会いしてから1時間くらいだと思うんですけど。
それまでにこの人は凄いなぁとか楽しくなりそうだなって、途中の印象って覚えてます?」
中「僕、もう最初にお会いした時に分かりましたので」
西「それは、いい人だなぁとか気が合いそうだなぁとかいうのプラス技量とか?」
中「分かります!それは立ち居振る舞いで分かります」
西「宮平先生はどうですか?」
宮平「僕はそれまで沖縄空手界の長老の先生方ですから、また雰囲気が変わって。
中先生の場合は、オープンなマインドにビックリしましたし。
技量の素晴らしさも分かりますし。
それがオープンなマインドから来ているのもすぐに分かりました」
西「でも、まさにお二人が出会うべきタイミングだったんでしょうね
二十年前に逢ってたらケンカしてたかもしれない」
中「アハハハハ!」
宮平「な、なるほど・・・(笑)」
西「これは、宮平先生が中先生の追い突きに興味があるってことで」
中「僕、稽古して来て思うのが、実際に使える技ではあるんですけど。
沖縄から本土に入って来て、特に日本空手協会になって、鍛錬方法になって来たと思うんですよ。
遠い距離を移動する時の下半身の柔らかさだとか粘りだとか、姿勢の維持だとか、インパクトの瞬間だとかですね。
そういう稽古方法として、洗練されて来たと思うんですよね」
宮平「"黒帯 kuro-obi"でも有名なシーンがありますよね、非常に遠い間合からの。
いわゆる素手同士の戦いよりも相手が剣を持ったくらいの距離から近づいていくのを見て、遠い距離からの突きなんだなと、最初は思いましたけど。
でも実際、目の前で体験させていただいて、非常に短距離からの突きなんだなと。
中国武術では"尺勁"といいまして、それよりは長い距離なんですけど、体の移動だけで近づいてくるのがあります。
そこから体をスピンさせずに突きますので、避けられるものではないですよねぇ」
西「中先生としてはどうですか?
しょっちゅうアノ追い突きで!追い突きで!って。
ちょっと勘弁してくれってのはあります?(笑)」
中「ハハハハ、ちょっとありますけど(笑)」
西「じゃぁ、中先生、今後は逆突きでお願いしますみたいな(笑)」
中「アハハハハ!(笑)」
宮平「今、思い出しましたけど、監督。
この時の表現で、中先生ほどの突きになると見ては間に合わないので、"聴勁"を使って大きな網で包んでしまうという。
どうしてこの表現をあの時使ったか、思い出しましてね。
あくまでも攻撃のターゲットが、顔だったり喉であったり胸であったり水月であったりという前提の元に、打つ瞬間までそこにいて、そこからストンと消えてやるしか対応が無いと。
いろんな意味で"聴勁"包んでしまおうという表現を使ったんだなと、見てて思いましたね」
お待たせしました!?
頂肘三連発!!!
※中先生、ウケまくってますwwww
名シーンとコメンタリー、どうぞ皆さんの目と耳でご確認を!
1時間10分の辺りから「GREAT JOURNEY 3」です。
中「覚えてますね~!コレ!」
西「宮平先生ご自身も福建省は初めて行かれたんでしたっけ?」
宮平「福建省も初めてですし、五祖拳をこうやって見たのも初めてですね」
西「今回は編集も変えまして、練習を見てるお二人の顔を下の方に出してるんですよ。
前回はカットしたんですけど」
西「どっちかって言いうと、空手に似てますよね」
中「福建省の武術が琉球に伝わって影響を与えたっていうのは間違いないと思っていたんですけど。
松濤館流に似てるのもインパクトがありましたねぇ。
あと、子供たちも凄かったですよね、身についてる感じが」
中「僕、高校時代に、リー・リンチェイの"少林寺"見てビックリしましたよねぇ!」
西「あれ、皆、俳優じゃなくて武術家だっていうのが衝撃的でしたよね」
中「あの槍が凄かったじゃないですか!しなって!」
西「この日、沢山の方が演武してくださったけど、この方は別格って感じでしたよね」
中「凄いなぁ!今見ても凄いですよねぇ」
西「ああいうの見せられて次ドウゾって言われたら緊張しません?」
中「いや、燃えて来ますねぇ(笑)
どうせ分かんないだろうって思ってますから(笑)
間違えても分かんないから。そんなこと言っちゃいけないですよね(笑)」
西「中先生、これ、足場とか・・・」
中「そうなんですよ!滑るし、ちっちゃな砂利があるんで。
だからやっぱり靴文化なんですね!」
西「めっちゃ動画撮ってますよ、中先生。
多分、中国でめちゃくちゃアップロードされてるんじゃないですか?」
中「今頃言ってるんじゃないですか?下手くそだな、コイツって(笑)」
アレ?五祖拳の先生との対談!?
貴重なお話が満載!
てな感じで、まだこれでDISC-1ですから!
DISC-2はコチラ!
ご購入はコチラから!
https://shop.toei-video.co.jp/Page/rokwsp.aspx
Overseas sales ※No subtitle
https://shop.buyee.jp/toeivideo?lang=en
東京のスタジオには、西監督と中達也先生。
宮平保先生は、時節柄、沖縄から電話回線で参加。
西「宮平先生との最初の出会い、覚えてます?」
中「勿論です!」
西「雨が降ってましたねぇ」
中「いつも暑い沖縄で、シトシトと。
これが道場かと思いましたねぇ、お洒落な感じで」
西「宮平先生は、中先生と初めてお会いした時のことは覚えてますか?」
宮平「はい、やはり緊張しましたよ」
中「アハハハハ」
中「宮平先生とは、求めてるものの方向性が似てる思うんですよ。
だからお会いした瞬間に、以前から知ってるような感じだったですね」
西「宮平先生も過去の作品を見直したりします?」
宮平「はい、このシリーズは何度見直しても新たな発見があって面白いですよね」
西「この映像は、2016年の11月末です!
二人ともお若いですね(笑)」
宮平「今見ますと、いきなり"永远大名"って中国語をいきなりしゃべっていますね
カンフー映画なんかで、貴方のお名前は久しく聞いておりますという挨拶ですね」
西「中先生は、前から宮平先生にお会いしたいって言ってたんですよね」
中「YouTubeで宮平先生の動画を見て、本当にビックリしまして。
ぜひお会いしたいなと思って、念願叶ったんですね、この日に」
西「逆に、宮平先生は私から連絡差し上げた時には、中先生のことはご存じだったんでしたっけ?」
宮平「"黒帯 kuro-obi"という映画などで、お名前はお聞きしておりました。
しかし、詳しい技術的な内容は存じてなく、離れたところから一発の突きというイメージ。
僕のやっているのは、いかに相手に接触してやるかということなので。
どういう交流になるかワクワクするなぁという感じでした」
西「ここは編集を変えまして、まずは宮平先生の方からお話しがあって。
中国武術には空手でいう上段、中段、下段と言う名前がないという。
そこ結構、面白いポイントでしたよね」
中「名称がつくと言うのは便利であると同時に、デメリットはそこに固定されてしまうんですよね。
先生もおっしゃられているように、攻撃になる場合もあれば防御にもなることもある。
臨機応変に変化していくというのが素晴らしかったですね」
さて、もう少し先もご紹介!
宮平「皮膚の触覚というのは、考えてる以上に情報量が多いというか。
相手にスパイを送り込んで、相手の情報を全部得た上で戦略を立てるという・・・」
中「本当にそうおもいましたね、年取ってくると余計に。
若い時は離れていても動き回れることが出来るじゃないですか。
年取ったり不利な状態の時は、触れていた方が情報を取り易いですし対処できると思うんですよね」
中「これなんか、(相手の手が自分の)手にあると思うじゃないですか。
それがコッチに来ちゃうんですよ~」
宮平「情報を消すと言うのは、相手が居ると思ってくれることがありがたくて。
スッと変化して消える感覚になるという困惑させる技法ですよね」
西「この時は、もう心が恐怖で凍り付いていて、この後のが全く理解出来てないです(笑)」
西「お聞きしたかったのが、撮影のこういうシーンでお会いしてから1時間くらいだと思うんですけど。
それまでにこの人は凄いなぁとか楽しくなりそうだなって、途中の印象って覚えてます?」
中「僕、もう最初にお会いした時に分かりましたので」
西「それは、いい人だなぁとか気が合いそうだなぁとかいうのプラス技量とか?」
中「分かります!それは立ち居振る舞いで分かります」
西「宮平先生はどうですか?」
宮平「僕はそれまで沖縄空手界の長老の先生方ですから、また雰囲気が変わって。
中先生の場合は、オープンなマインドにビックリしましたし。
技量の素晴らしさも分かりますし。
それがオープンなマインドから来ているのもすぐに分かりました」
西「でも、まさにお二人が出会うべきタイミングだったんでしょうね
二十年前に逢ってたらケンカしてたかもしれない」
中「アハハハハ!」
宮平「な、なるほど・・・(笑)」
西「これは、宮平先生が中先生の追い突きに興味があるってことで」
中「僕、稽古して来て思うのが、実際に使える技ではあるんですけど。
沖縄から本土に入って来て、特に日本空手協会になって、鍛錬方法になって来たと思うんですよ。
遠い距離を移動する時の下半身の柔らかさだとか粘りだとか、姿勢の維持だとか、インパクトの瞬間だとかですね。
そういう稽古方法として、洗練されて来たと思うんですよね」
宮平「"黒帯 kuro-obi"でも有名なシーンがありますよね、非常に遠い間合からの。
いわゆる素手同士の戦いよりも相手が剣を持ったくらいの距離から近づいていくのを見て、遠い距離からの突きなんだなと、最初は思いましたけど。
でも実際、目の前で体験させていただいて、非常に短距離からの突きなんだなと。
中国武術では"尺勁"といいまして、それよりは長い距離なんですけど、体の移動だけで近づいてくるのがあります。
そこから体をスピンさせずに突きますので、避けられるものではないですよねぇ」
西「中先生としてはどうですか?
しょっちゅうアノ追い突きで!追い突きで!って。
ちょっと勘弁してくれってのはあります?(笑)」
中「ハハハハ、ちょっとありますけど(笑)」
西「じゃぁ、中先生、今後は逆突きでお願いしますみたいな(笑)」
中「アハハハハ!(笑)」
宮平「今、思い出しましたけど、監督。
この時の表現で、中先生ほどの突きになると見ては間に合わないので、"聴勁"を使って大きな網で包んでしまうという。
どうしてこの表現をあの時使ったか、思い出しましてね。
あくまでも攻撃のターゲットが、顔だったり喉であったり胸であったり水月であったりという前提の元に、打つ瞬間までそこにいて、そこからストンと消えてやるしか対応が無いと。
いろんな意味で"聴勁"包んでしまおうという表現を使ったんだなと、見てて思いましたね」
お待たせしました!?
頂肘三連発!!!
※中先生、ウケまくってますwwww
名シーンとコメンタリー、どうぞ皆さんの目と耳でご確認を!
1時間10分の辺りから「GREAT JOURNEY 3」です。
中「覚えてますね~!コレ!」
西「宮平先生ご自身も福建省は初めて行かれたんでしたっけ?」
宮平「福建省も初めてですし、五祖拳をこうやって見たのも初めてですね」
西「今回は編集も変えまして、練習を見てるお二人の顔を下の方に出してるんですよ。
前回はカットしたんですけど」
西「どっちかって言いうと、空手に似てますよね」
中「福建省の武術が琉球に伝わって影響を与えたっていうのは間違いないと思っていたんですけど。
松濤館流に似てるのもインパクトがありましたねぇ。
あと、子供たちも凄かったですよね、身についてる感じが」
中「僕、高校時代に、リー・リンチェイの"少林寺"見てビックリしましたよねぇ!」
西「あれ、皆、俳優じゃなくて武術家だっていうのが衝撃的でしたよね」
中「あの槍が凄かったじゃないですか!しなって!」
西「この日、沢山の方が演武してくださったけど、この方は別格って感じでしたよね」
中「凄いなぁ!今見ても凄いですよねぇ」
西「ああいうの見せられて次ドウゾって言われたら緊張しません?」
中「いや、燃えて来ますねぇ(笑)
どうせ分かんないだろうって思ってますから(笑)
間違えても分かんないから。そんなこと言っちゃいけないですよね(笑)」
西「中先生、これ、足場とか・・・」
中「そうなんですよ!滑るし、ちっちゃな砂利があるんで。
だからやっぱり靴文化なんですね!」
西「めっちゃ動画撮ってますよ、中先生。
多分、中国でめちゃくちゃアップロードされてるんじゃないですか?」
中「今頃言ってるんじゃないですか?下手くそだな、コイツって(笑)」
アレ?五祖拳の先生との対談!?
貴重なお話が満載!
てな感じで、まだこれでDISC-1ですから!
DISC-2はコチラ!
ご購入はコチラから!
https://shop.toei-video.co.jp/Page/rokwsp.aspx
Overseas sales ※No subtitle
https://shop.buyee.jp/toeivideo?lang=en
コメント